MHWアイスボーンの数ある攻撃系スキルの中でも、”攻撃“は、最もメジャーなスキルの一つと言えるでしょう。
しかし、攻撃力上昇系全般に言える事なのですが、「これ、一体何%ダメージ増加してんのさ!?」と、モヤモヤした経験はないでしょうか? 攻撃レベル4以降は、”会心率”まで絡んで来るし…
この記事では、そんなハンター泣かせな“攻撃”スキルのダメージ増加率について、“表示攻撃力”と”基礎攻撃力(武器倍率)”の違いなどと絡めながら、詳しく解説していきたいと思います。
“攻撃”スキルのレベル別効果
“攻撃”スキルは、ざっくり言うと、レベルによって”基礎攻撃力“と”会心率“が上昇するスキルです。
スキルの効果は、
攻撃 スキルLv | 基礎攻撃力 増加量 | 会心率 上昇量 |
Lv1 | +3 | |
Lv2 | +6 | |
Lv3 | +9 | |
Lv4 | +12 | +5% |
Lv5 | +15 | +5% |
Lv6 | +18 | +5% |
Lv7 | +21 | +5% |
です。
Lv4以降に、”会心率+5%”のボーナスが加わって来るのが特徴です。
さて、ここで「基礎攻撃力」というワードが出て来ましたが、どうしてわざわざ”基礎“と付いているのでしょうか。
まずは、ダメージ増加率計算に必要ですので、“表示攻撃力”と”基礎攻撃力(武器倍率)”との違いから解説していきましょう。
“表示攻撃力”と”基礎攻撃力(武器倍率)”
「真の攻撃力」=「基礎攻撃力(武器倍率)」
いつもモンハンのゲーム内で見ている武器の攻撃力は、実は、”表示攻撃力“と呼ばれるもの。
あれは実は、「見かけの攻撃力」であって、「真の攻撃力」は別にあるのです。
この「真の攻撃力」の事を、ワールド&アイスボーンでは「基礎攻撃力」と呼び、過去作では「武器倍率」と呼んでいました。
“真の攻撃力”とか言うと、何やら潜在能力に目覚めたヒーローっぽいですが、残念ながら全くそんな事はありません(笑)
表示攻撃力=基礎攻撃力×武器係数
ゲーム内で表示されている”表示攻撃力“は、
「表示攻撃力=基礎攻撃力×武器係数」
の計算式で算出されています。
“武器係数“とは、「攻撃動作の大きさを数値化したもの」的な感じの係数で、大振りな”大剣やハンマー”では大きく、振りの小さな”片手剣や双剣”では小さくなっています。
それぞれの武器種の武器係数は、
となっています。大体、振りの大きさのイメージと合致していますね。
例えば、同じ「基礎攻撃力260」でも、ハンマーの場合は”表示攻撃力1352“となり、片手剣の場合は、”表示攻撃力364“と、1000近くも数値に開きが出る結果に。
この辺りのシステムが非常に分かりにくいというか、全くアナウンスされていないので、初心者さんほど、武器係数が大きめの武器を選ぶ傾向がある様に思います。
鉱石系武器とネルギガンテ系武器の基礎攻撃力比較
さてそれでは、代表的な武器の基礎攻撃力を算出してみましょう。
マスターランク序盤から中盤でお世話になる”鉱石素材系の最終強化武器“と、最終盤で作れる”ネルギガンテ素材系の最終強化武器“の二種類について、全武器種の基礎攻撃力を計算してみると、
武器種 | 武器係数 | 鉱石武器 基礎攻撃力 | ネル武器 基礎攻撃力 |
大剣 | 4.8 | 260 | 280 |
太刀 | 3.3 | 260 | 290 |
片手剣 | 1.4 | 260 | 290 |
双剣 | 1.4 | 260 | 290 |
ハンマー | 5.2 | 260 | 290 |
狩猟笛 | 4.2 | 260 | 290 |
ランス | 2.3 | 260 | 290 |
ガンランス | 2.3 | 260 | 290 |
スラッシュアックス | 3.5 | 270 | 290 |
チャージアックス | 3.6 | 270 | 290 |
操虫棍 | 3.1 | 260 | 290 |
ライトボウガン | 1.3 | 260 | 270 |
ヘビィボウガン | 1.5 | 280 | 310 |
弓 | 1.2 | 260 | 270 |
となりました。
元の表示攻撃力はバラバラなのですが、基礎攻撃力に直してみると、素材が同じであれば、全武器種でほぼ似たような数値になっているのが分かると思います。それぞれ、”260″と”290″が一番多いですね。
ちなみに、MHP3やMHX系では、”武器係数”を廃止して、ゲーム内でもこの”基礎攻撃力”の表示となっていました。比較し易いので、個人的にはそっちの方が分かり易い気がします。
では、これを元にして、いよいよ“攻撃”スキルのダメージ増加率を計算していきましょう。
攻撃スキルのダメージ増加率計算式
「“攻撃”スキルのダメージ増加率」の、「”+3″とか”+6″とかの基礎攻撃力上昇部分」は、”爪護符所持の基礎攻撃力上昇量+15″を加味して、
の計算式で算出されます。
また、攻撃Lv4以上の”会心率+5%“の部分に関しては、一律で”+1.25%”のダメージ増加率となりますので、その分を足すと、
となります。
ちなみに、表示攻撃力のままで計算すると、
「ダメージ増加率=(”攻撃”による基礎攻撃力上昇量×武器係数) ÷ (武器の元の表示攻撃力+爪護符分15×武器係数)」
となりますね。どちらも結果は同じですので、好きな方をお使いくださいませ。
ダメージ増加率を計算してみよう!
それでは、代表的な武器について、”攻撃”スキルで実際にどれぐらいダメージが増えるのか、ダメージ増加率を計算してみましょう。
先程の、「鉱石素材系武器:基礎攻撃力260」と、「ネルギガンテ素材系武器:基礎攻撃力290」を基にして計算してみると、ダメージ増加率は、
攻撃 スキルLv | 基礎攻撃力 増加量 | 会心率 上昇量 | ダメージ増加率 鉱石武器系260 | ダメージ増加率 ネル武器系290 |
Lv1 | +3 | +1.09% | +0.98% | |
Lv2 | +6 | +2.18% | +1.97% | |
Lv3 | +9 | +3.27% | +2.95% | |
Lv4 | +12 | +5% | +5.61% | +5.18% |
Lv5 | +15 | +5% | +6.71% | +6.17% |
Lv6 | +18 | +5% | +7.80% | +7.15% |
Lv7 | +21 | +5% | +8.89% | +8.14% |
となりました。
最大のLv7で、”8~9%”ぐらいと、なかなかの上昇率です。
基本的に、攻撃スキルレベルの上昇に伴って、
- 鉱石素材系武器:+1.09%
- ネルギガンテ素材系武器:+0.98%
ずつダメージ増加率は増えていきます。
ややこしい計算はすっ飛ばして、攻撃レベルの上昇に伴い、ダメージ期待値は、「約”1%”ずつ上昇する」と覚えておいても良いと思います。
また、”Lv3 ⇒ Lv4″の時だけは特殊であり、この時だけは、
- 鉱石素材系武器:+2.34%
- ネルギガンテ素材系武器:+2.23%
と、“会心率+5%”の恩恵で、大きな増加量に。
攻撃スキルを付けるなら、Lv3で止めるよりも、なんとかLv4まで上げてしまう方がおトクですね。
まとめ
小難しい記事を、最後までお読みいただき、ありがとうございました(笑)
モンハンのダメージ計算って、ホントややこしいですよね。
各種”スキルによる補正”を始め、”斬れ味”や”肉質”、”クリティカル距離”などなど、挙げていけば切りがありません。まぁ、その辺りの奥の深さも、モンハンの魅力なんでしょうけども。
今回は、汎用スキルである”攻撃“について書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
ざっくりと、マスターランクの基礎攻撃力の場合、「攻撃Lv1上昇につき、”1%”ぐらいダメージ期待値が増える」&「Lv4以上では、”1.25%”足しとく」と覚えておけば、大体間違いないでしょう。
さて今回の内容を足掛かりに、次回の、「“攻撃と見切りどっちが強い!?ダメージ期待値完全比較&最適な組み合わせと”」に続きます!