今回の記事は、”イヴェルカーナ装備の冰気錬成(ひょうきれんせい)が1.3倍で鬼強い!“や、”ネロの属性加速と真・属性加速の上昇量判明!|発動条件や継続時間など検証“などの続きですので、未読の方は先に読んでもらった方が分かり易いと思います。
さて、モンスターハンターワールドアイスボーンから追加された、ネロミェール防具のテンタクルシリーズで発動する”属性加速“&”真・属性加速“と、イヴェルカーナ防具のラヴィーナシリーズで発動する”冰気錬成(ひょうきれんせい)“。
どちらも、やや特殊な発動条件から、属性値や攻撃力が上昇する攻撃的なシリーズスキルです。それぞれ一体どれぐらいのダメージ上昇率なのか、気になりますよね。
この記事では、”属性加速“、”真・属性加速“、”冰気錬成“についてのダメージ&ダメージ増加率比較や、弓に冰気錬成がオススメな理由などについて、検証しながら詳しく書いていこうと思います。
“属性加速”と”真・属性加速”はどんなスキル?
まずは、簡単に”属性加速“と”真・属性加速“スキルについて、おさらいしていきます。
ネロミェール防具のテンタクルシリーズで発動する”属性加速“&”真・属性加速“のスキル説明文では、
- 属性加速:継続してモンスターに攻撃を当てると一定時間、属性解放/装填拡張Lv2が発動。さらに、属性攻撃力も少し上昇する。
- 真・属性加速:継続してモンスターに攻撃を当てると一定時間、属性解放/装填拡張Lv3が発動。さらに、属性攻撃力も上昇する。
となっています。
相変わらず、「少し上昇」とかのざっくりした説明なので、具体的な倍率や発動条件などを入れた表に変換してみると、
となります。
この辺りについて詳しくは、前回の記事 “ネロの属性加速と真・属性加速の上昇量判明!|発動条件や継続時間など検証” をお読みください。
それでは、”属性加速“&”真・属性加速“が発動すると、どれぐらいダメージが上昇するのか、”属性加速発動なし“の場合と比較して検証していきます。
“属性加速”と”真・属性加速”のダメージ比較
トレーニングエリアでの検証結果
武器は、装備ボックスに転がっていた、会心率0%の弓「レイ=ファーンライク:攻撃力180 氷属性値390 会心率0%」を使用しました。会心が発生すると、計算がややこしいですからね。爪護符所持で、基礎攻撃力+15は発動しています。
検証方法は、
「“属性加速なし”、”属性加速”、”真・属性加速”それぞれの場合について、氷属性攻撃強化スキル”発動なし”、”Lv3発動”、”Lv6発動”の条件で、トレーニングエリアの荷車に、R2射撃のみを10回行ったダメージの合計値を比較」
としてみました。
なお、”属性加速”と”真・属性加速”については、最初からスキル発動状態となっています。
結果は、
属性値 | ダメージ | ダメージ増加量 | ダメージ増加率 | |
属性加速なし | 390 | 329 | 0 | 0% |
属性加速なし+氷Lv3 | 490 | 357 | 28 | 8.5% |
属性加速なし+氷Lv6 | 570 | 381 | 52 | 15.8% |
属性加速 | 450 | 348 | 19 | 5.8% |
属性加速+氷Lv3 | 550 | 381 | 52 | 15.8% |
属性加速+氷Lv6 | 620 | 400 | 71 | 21.6% |
真・属性加速 | 540 | 372 | 43 | 13.1% |
真・属性加速+氷Lv3 | 620 | 400 | 71 | 21.6% |
真・属性加速+氷Lv6 | 620 | 400 | 71 | 21.6% |
となりました。
“+氷Lv3″は、”氷属性攻撃強化Lv3発動中”を表しています。また、”ダメージ増加量”や”ダメージ増加率”は、”属性加速なし”状態の”329ダメージ”を基準にして計算しています。
最大「21.6%」のダメージ上昇
物理攻撃力の変動はないので、純粋に“氷属性値”の上昇が、そのままダメージ量の増加につながっていますね。”属性加速なし“の場合は、氷属性攻撃強化Lv6発動で、「最大15.8%」のダメージ上昇になりました。
“属性加速“が発動すると”属性値+60“となり、氷属性攻撃強化Lv6発動の属性値620で、ダメージ上昇率は「最大21.6%」に。
ちなみに、属性値620は、属性値390の場合の属性上限値です。属性上限値についての計算式は、”属性攻撃強化の倍率上限は「+150」と「×1.6倍」の二種類!|おすすめLv考察“をご覧ください。
そして、”属性値+150“になる”真・属性加速“が発動した場合は、”氷属性攻撃強化Lv3″の時点で早くも属性上限値620に到達してしまいますので、ダメージ上昇率は同じく「最大21.6%」となりました。
“真・属性加速”は、結構がっつり属性値が上昇しますので、使う場合は属性値の上げ過ぎにはご注意を!
続いて、イヴェルカーナ防具の”冰気錬成(ひょうきれんせい)“と、”属性加速“&”真・属性加速“を比較してみましょう。
冰気錬成(ひょうきれんせい)はどんなスキル?
冰気錬成と会心撃【属性】のスキル説明文
まずは、簡単に”冰気錬成“スキルについてのご説明から。
イヴェルカーナ防具のラヴィーナシリーズ4部位以上で発動する冰気錬成のスキル説明文には、
「納刀中、徐々に冰気が高まり、攻撃力が強化される。近接攻撃が当たる度/矢・弾を発射する度、冰気が失われていく」
と書かれています。
“納刀中”とはっきり書かれていますが、実は、“抜刀中”でもゆっくりと冰気は溜まっていきます。公式の説明文って、意外と怪しいですよね(笑)
そして、”ラヴィーナシリーズ2部位以上装備”の条件も満たしていますので、”会心撃【属性】“ももれなく発動しています。ご存知とは思いますが、”会心撃【属性】”は、「会心が発生した際に、属性値も上昇」するスキルです。
冰気錬成のダメージ上昇倍率
冰気錬成はゲージ制になっていて、練成Lv0~Lv3の4段階あります。
ダメージ上昇倍率は武器種によって違い、弓の場合は、
錬成ゲージ | 攻撃倍率 |
錬成Lv3 | 1.25倍 |
錬成Lv2 | 1.20倍 |
錬成Lv1 | 1.05倍 |
錬成Lv0 | 1.0倍 |
となっています。物理攻撃ダメージにも属性攻撃ダメージにも、同じ倍率で乗算されます。
冰気錬成スキルについて詳しくは、”イヴェルカーナ装備の冰気錬成(ひょうきれんせい)が1.3倍で鬼強い!“を読んでみてください。
さて、それではいよいよ、「“冰気錬成”と”属性加速”、”真・属性加速”のダメージ上昇量を比較」していきたいと思います。
冰気錬成vs属性加速vs真・属性加速
冰気錬成とのダメージ上昇量比較表
“冰気錬成“についても、”属性加速“、”真・属性加速“の場合と同じ条件で、ダメージを検証していきました。
“冰気錬成”は、攻撃する毎に冰気錬成ゲージが減っていきます。今回の検証では、R2での射撃10発の内、「最初の6発が冰気錬成Lv3、残り4発がLv2」の倍率となっています。
さて、”スキル発動なし”と”属性加速”&”真・属性加速”を含めた、”冰気錬成”との総合比較表“がこちらです。
MAX「44.1%」…だと…
結果は、ご覧の通り驚くべきものでした。
“属性加速”と”真・属性加速”が、氷属性攻撃強化ありでも「最大21.6%」のダメージ上昇量だったのに対し、”冰気錬成“は、属性攻撃強化なしの状態でも、それを超える「26.4%」のダメージ上昇量となっています。
属性値の上限に制限されない”冰気錬成”のダメージ量は、”氷属性攻撃強化”を積むことでさらに上昇し、最大値はなんとLv6で「44.1%」のダメージ上昇量となりました。
しかも、ラヴィーナシリーズの場合、2部位以上で自動的に”会心撃【属性】”が発動しています。今回のダメージ検証では、なるべくシンプルにする為に会心率0%の弓を使用していますが、会心率が上がっていけば、“会心撃【属性】”が真価を発揮し、さらにダメージは加速していく事でしょう。
さて、ここからは、冰気錬成と意外と好相性な”弓”について、考察してみたいと思います。
弓に冰気錬成がおすすめな理由
“スタミナ回復”=”冰気ゲージ回復”
最初は、「手数が多くて冰気錬成と相性悪そう」だと思っていた弓ですが、試してみると冰気錬成とかなり好相性な事が分かりました。
スタミナ消費の多い弓は、スタミナ回復のクールタイムを挟む事が多いので、その間納刀しておけば勝手に冰気ゲージも回復し、再度最大倍率の1.3倍で撃ち始められます。ラヴィーナシリーズには”納刀術Lv3“まで付いてきますし、弓は、“納刀時3秒回復の勝ち組”なので、納刀さえしてしおけば、あっという間に冰気ゲージ満タンに。
属性攻撃が強い弓は、ラヴィーナ防具2部位で発動する、“会心撃【属性】”との相性も抜群です。
おそらく、大剣に次ぐ冰気錬成適合率二番手は、弓なのではないでしょうか。
弓は冰気錬成各段階で何発撃てるのか
冰気錬成には、高倍率と引き換えに、「攻撃を当てるか、弓や弾を発射するとゲージが減っていく」という弱点があります。
そこで、”冰気錬成の各レベルで弓は何発撃てるのか“についても、ついでに検証してみました。表中の”CS”は、”チャージステップ”の略です。
R2のみ | CS射撃 | CS射撃⇒剛射 | |
錬成Lv3:1.3倍 | 6発 | 5発 | 4発 |
錬成Lv2:1.15倍 | 10発 | 9発 | 6発 |
練成Lv1:1.05倍 | 9発 | 5発 | |
練成Lv0:1.0倍 | 5発 | 2発 | |
合計 | 30発 | 14発 | 17発 |
検証の結果、予想よりも多く、高倍率のLv2以上で撃てる事が判明しました。CS射撃のみの場合は、錬成Lv2の時点で、スタミナの方が先になくなってしまいましたが…
“イヴェルカーナ装備の冰気錬成(ひょうきれんせい)が1.3倍で鬼強い!“の方にも書いていますが、実は、「弓は全武器中で一番冰気錬成ゲージの減少速度が遅い」のです。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、前々から気になっていた、”属性加速“と”真・属性加速“、そして”冰気錬成“のダメージ増加率を検証してみました。
“属性加速”&”真・属性加速”の属性値上昇量もなかなかのものですが、”属性値の上限値“に引っかかってしまう事もあり、ダメージの伸びとしては今一つでした。やはりこの二つのスキルは、「隠れ属性を覚醒」させる時に真価を発揮するスキルなのでしょうね。
ダメージ検証をしてみて驚いたのは、“冰気錬成”のダメージ上昇率「MAX44.1%」でした。何となく、「冰気強いよなー」とは思っていたのですが、まさかここまでのものだったとは。
“冰気錬成”は、基本的には”大剣”での使用を想定したスキルの様ですが、他の武器種でも、特に”弓”でも十分に使える良スキルだと思います。
納刀が必要な特徴を生かして、効果時間21秒の、“怪力の丸薬”を調合しながら飲みまくるパワープレイなんかも面白そう。生命の大粉塵や広域スキルでヒーラー役をやっても良いですよね。
ただ、”冰気錬成”は、ずっと抜刀状態で攻撃していると全く効果がなくなりますので、ダメージ増加率は、個々人のプレイスタイルに大きく左右される点にはご注意ください。
いつか、シルソルの”真・会心撃【属性】”とのダメージ比較もできたらなーと思っていますが、いつになることやら…