モンハンって、本当にスキルが多いですよね。アイスボーンになってから、さらに種類が増えたり効果に変更があったりで、概要を把握するだけでも一苦労です。
そこで今回は、モンハンワールドアイスボーンに登場する、物理ダメージ上昇系スキル全26種類の、ダメージ期待値上昇倍率を計算して、ランキング化してみました。
自分で防具構成を考えるにしても、スキルシミュレータを使うにしても、「どのスキルが強いのか」が分からないと、始まりませんからね。
なお、スキルの種類が多過ぎたので、今回は物理ダメージ上昇系の、「前編」となっています。
「後編」は、また次回の予定。「属性編」も、そのうち作れたらと思っています。
さてそれでは、
「ダメージ倍率の計算条件 ⇒ 全スキルレベルダメージ倍率ランキング ⇒ レベルMAX時のみのダメージ倍率ランキング ⇒ 各スキルの解説」
の順に、ご紹介していきたいと思います。
少しでも、皆様のスキル構成の参考になれば幸いです。
ダメージ倍率計算条件
まず、計算の元となる基礎攻撃力ですが、執筆時点で多くの武器種で最終武器候補となっている、”ネルギガンテ系武器の最終強化“の中で該当武器種が一番多い、”基礎攻撃力290“を採用してみました。
実際の計算では、”爪護符所持の基礎攻撃力+15″を含めて、小数点以下第二位を四捨五入しています。
なお、表中の”攻撃力”は全て、”基礎攻撃力“を表しています。
「基礎攻撃力(武器倍率)と普通の攻撃力って違うの??」という方は、“攻撃スキルのダメージ増加率考察|基礎攻撃力(武器倍率)と表示攻撃力って?“の方で詳しく解説していますので、良かったらお読みくださいませ。
さて、それではどーんと、全物理攻撃系スキル25種類の、「ダメージ上昇率期待値ランキング【物理編】」をご覧ください!
ダメージ上昇系全26スキル倍率ランキング【物理編】
いやー、思ったよりも、大分長いランキング表になってしまいました。数えてみたら、全レベル総合計で、約90種類もあるじゃないですか! 途中でやめようかと、何度思ったことか…(苦笑)
基本的には、やはり”発動機会の少ないスキル“の方が、上位にランクインしやすい傾向がありますね。この数値は、あくまで”スキルが100%発動した場合の理想値“ですので、
「自分のプレイスタイルでのスキル発動率 × ダメージ上昇倍率」
で、リアルなダメージ倍率を算出してみてください。
例えば、「自分の場合、フルチャージ3は70%ぐらい発動してるから、0.7×6.6%=4.62%ぐらいが、リアルなダメージ上昇率かな」といった感じです。
さて続いては、なるべくシンプルにする為に、全攻撃系スキルの、“レベルMAX時”のダメージ上昇率のみを抜き出したランキングも作ってみましたので、ご覧ください!
ダメージ上昇系全26スキル最大レベル時倍率ランキング【物理編】
これぐらいなら、何とか見やすくなったでしょうか(笑)
ご覧の様に、ダメージ上昇倍率トップ3は、
となりました。
やはり、”限定条件や限定武器種で効果を発揮する“スキルが上位にランクインしてきますね。
さて、ここからは、今回登場したスキルについて、ランキング1位から順に、装飾品や護石・発動条件などの簡単な説明を交えて解説していきたいと思います。スキル構成を考える際の、参考になさってくださいませ!
なお、”装飾品”に関しては、4スロットのものは多すぎるので、省略してあります。
先ほどまでは”小数点以下第二位を四捨五入”でしたが、ここからはやや詳しく、”小数点以下第三位を四捨五入”した数値を載せています。
1位:砲術
“爆発系攻撃限定“ですが、ダメージ上昇倍率第1位は、Lv5で“ダメージ最大50%上昇”の、”砲術”でした。Lv4以上に上げる為には、ゾラマグダラオス装備3部位以上or臨界ブラキディオス装備4部位以上で発動の、「砲術・極意」が必要になってきます。
砲術スキルが適用されるのは、
- ガンランス:砲撃 竜撃砲
- チャージアックス:榴弾ビン
- ライト・ヘビィ:徹甲榴弾 竜撃弾
のみです。チャージアックスの”強属性ビン”の方には、適用されそうでされませんので、ご注意を。
砲術は、ガンランスはもちろん、最近流行りの“徹甲榴弾”のダメージUPにも必須のスキルと言えるでしょう。食事スキルの“ネコの砲撃術(1.1倍)”とも重複します。
ちなみに、今回はランキングに入れていませんが、爆弾系ダメージが上昇する”ボマー”も、全く同じダメージ上昇率となっています。Lv4以上に上げるには、アークロックシリーズ3部位で発動の、”ボマー・極意”が必要です。
2位:火事場力 UP!
2020.03.23のアップデートで、激昂したラージャン装備のシリーズスキル「金獅子の闘志」の4部位以上のスキルとして、「火事場力・極意」が実装されました。
それにより、レベル上限がLv5 ⇒ Lv7に変更になり、なんとLv7では基礎攻撃力1.4倍に!
やっと、ハイリスクハイリターンの、本来の火事場力が帰ってきた感じですね~
なお、発動条件はLv5以下と共通で、「体力が最大値の35%以下」です。
3位:冰気錬成(ひょうきれんせい)
ダメージ上昇率第3位は、イヴェルカーナのラヴィーナシリーズ4部位以上で発動するシリーズスキル、”冰気錬成(ひょうきれんせい)“でした。
物理・属性関係なく、”総ダメージが最大1.3倍“になりますので、上手く納刀してゲージ管理さえできれば相当な強さに。なお、ダメージ上昇倍率のパターンは、上記の通り武器種によって変わってきます。
当ブログで、冰気錬成について解説した記事はいくつかありまして、
辺りの記事がよく読まれています。良かったら、ご覧くださいませ。
4位:飛燕(ひえん)
“ジャンプ攻撃”の威力が1.3倍になる”飛燕“が、第4位にランクインしました。
倍率は高いのですが、ジャンプ攻撃自体の頻度が少な過ぎますので、普通に使っても効果は限定的だと思います。「連続段差ジャンプ攻撃」や、「ナナの羽を操虫棍でずっと飛び斬り」などの特殊な状況なら、真価を発揮するかもしれません。
ちなみに、”飛燕【属性】“というスキルもありまして、こちらは、ドラケンシリーズ2部位以上装備で発動する、シリーズスキルとなっています。
5位:抜刀術【技】
第5位は、”抜刀術【技】Lv3“で、”ダメージ上昇率25%”でした。
他のスキルなどで会心率を上げている場合、Lv2の”会心率+60%”で十分なケースも、結構ありますね。
第二位の”冰気錬成”と第四位の”抜刀術【技】”を組み合わせると、抜刀攻撃のダメージ上昇率は、驚異の”62.5%“に。
“抜刀術【技】”は、主に大剣で使われるスキルですが、太刀の”抜刀術居合抜刀斬り“や、弓の”抜刀竜の一矢“、ヘビィボウガンの”抜刀ヘビィ“などなど、色々なバリエーションがあって面白いです。
6位:不屈
“力尽きる度に強くなる”という、変わり種スキルの”不屈“が第6位にランクイン。
2乙するだけで、”常時ダメージ上昇率19%“を確保できる”不屈二回目“は、何乙しても良い”導きの地”に、ベストマッチのスキルだと思います。 しかも、必要スロット数は”1スロ×1個”のみと、コスパも最高。ただし、”効果時間50分”の制限は付いています。
“ネコの報奨金保険”を発動させたりして、強敵相手に普通のクエストで使う手法も、ワールド時代からありましたね。
6位:通常弾・通常矢強化&貫通弾・竜の一矢強化
不屈と並ぶ高倍率で同率第6位が、”通常弾・通常矢強化Lv2“と、”貫通弾・竜の一矢強化Lv2“です。撃つ弾種こそ限定されますが、特に発動条件無しでこの倍率は、破格と言えるでしょう。
必要スロット数は、”3スロット×2個“なので、空きスロット数との相談になりますが、最優先で付けるべきスキルでしょうね。
6位:特殊射撃強化
こちらも同率で、”特殊射撃強化Lv2“が第6位にランクイン。
適用されるのは、
- ライトボウガン:起爆竜弾 反撃竜弾
- ヘビィボウガン:機関竜弾 狙撃竜弾
- 弓:竜の一矢 竜の千々矢
です。
特化装備を作っても面白いですし、1スロで簡単に付きますので、とりあえず付けておいても良いと思います。
7位:力の解放
第7位は、”最大15%”のダメージ上昇率の、”力の解放Lv7“でした。
スキルの効果時間は”2分間固定“で、強化持続スキルは乗りません。
発動条件は、
- 戦闘状態で5分間経過
- ハンターが累積180ダメージ受ける
のいずれかです。
Lv6以上に上げるには、ジンオウガ&ジンオウガ亜種装備を3部位以上装備して、”力の解放・極意“を発動させる必要があり、Lv6以上では、「効果が発動しやすくなる」となっています。
どれぐらい発動しやすくなるかというと、具体的には、溶岩地帯でプスプスと焼かれながら検証してみた結果、
- 戦闘状態で5分間経過
- ハンターが累積130ダメージ受ける
となっていて、Lv6以上ではダメージ要件のみ緩和されていました。
ちなみに、”スタミナ消費減少効果”は、瞬間消費系にも、継続消費系にも効果があり、“体術”と”ランナー”を合わせた様な効果です。
これまでは、極意の発動が重かったり、狙って発動させるのが難しかったりで、やや不遇だった力の解放さん。
しかし、新たに実装されたムフェト・ジーヴァ防具のシリーズスキル「龍脈覚醒&真・龍脈覚醒」や、「ストームスリンガー(逸品)」の自傷ダメージを利用する事によって、発動が飛躍的に容易になりました!
これはもう、使うしかないですね~
ムフェト・ジーヴァの龍脈覚醒&真・龍脈覚醒については、
をお読みくださいませ!
8位:散弾・剛射強化
第8位は、”散弾・剛射強化Lv2“で、上昇倍率は”最大14.26%”。アイスボーンから追加の、”竜の千々矢”にも適用されます。
姉妹スキルの、”通常弾・通常矢“&”貫通弾・竜の一矢強化“に比べると、Lv2の倍率が低く設定されています。散弾も剛射も元々強いので、ちょうど良い調整でしょうね。
8位:攻めの守勢
同率8位は、アイスボーンから新登場の”攻めの守勢Lv3“です。
「タイミングよくガードを成功させると、一定時間攻撃力○○倍」という、MHX系の”ジャストガード”を彷彿させるスキルとなっています。
ランスやガンランス、シールドヘビィ、ガード性能盛りチャアクなどを使っていると、意識していなくても結構頻繁に守勢が発動しますので、ガード主体なら付けておいて損のないスキルだと思います。発動すると、ちょっと嬉しいですしね(←重要)
検証してみた結果、レベルに関わらず、“攻めの守勢”の継続時間は”12秒間”でした。
9位:挑戦者
“大型モンスター怒り時のみ“に効果を発揮する”挑戦者Lv7“が、ダメージ上昇率ランキング第9位です。Lv6以上に上げるには、ブラキディオスの防具を3部位以上or臨界ブラキディオス装備を2部位以上装備して、”挑戦者・極意“を発動させる必要があります。
アイスボーンから実装された”クラッチクロー攻撃(しがみつき時〇ボタン)”は、非常に怒り蓄積値が高く、初期状態からでも、大体3回のクラッチクロー攻撃でモンスターは怒り状態に。
もしくは、非怒り状態ではぶっ飛ばしを積極的に使うなどして、“挑戦者”の発動割合を高めるのがおすすめです。
怒り状態では、モンスターの攻撃は当然激しくなりますので、その点にはご注意を!
発動率さえ高められれば、挑戦者は、かなりの強スキルだと思います。
さて、長くなってきましたので、今回はここで一旦終わりにして、【物理・後編】で残りを書きたいと思います。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「全攻撃系スキルの倍率計算するぞー!」と意気込んで始めてみたものの、あまりのスキルの多さに、何度も挫折しそうになりました(笑)
物理ダメージ編だけで26種類、全レベルを合計すると、約90種類もあるなんて…
“○○の条件で○○%上昇”などの、条件付きダメージ上昇スキルが多い印象でしたので、いかに自分のプレイスタイルに合ったスキルをチョイスして、発動率を上げていくかが、スキルの性能を引き出す鍵だと思いました。
少々長くなりそうでしたので、ダメージ倍率ランキング【物理編】は、前編と後編に分けています。
また、後編が出来たら掲載しますね~
↓後編も出来ました!↓