モンハンは本当にスキルが多く、しかも「攻撃力+○○、会心率+○○%、ダメージ○○倍」などなど、スキル効果も様々です。
ちゃんと計算してみないと、どれが強いのかさっぱりなんですよね。
そこで、挫折しそうになりながら、モンハンワールドアイスボーンに登場する、物理ダメージ上昇系スキル全25種類の、ダメージ期待値上昇倍率を計算して、ランキング化してみました!
今回の記事は、前回の、”ダメージ上昇系全26スキル倍率ランキング【物理・前編】“の後編になります。未読の方は、できれば前編から先にお読みください。
今回の後編のスキル解説は、
- 第10位:弱点特効(12.5%)
- 第11位:超会心(12.0%)
- 第12位:見切り(10.0%)
と、よく使われている、おなじみのスキルからの再開です。
個人的には、「超会心の、会心率別ダメージ上昇率表」が便利かなーと思っています。
それでは、「全スキルレベルダメージ倍率ランキング表 ⇒ レベルMAX時のみのダメージ倍率ランキング表 ⇒ 第10位以下のスキルの解説」
の順で、ご紹介していきたいと思います。
少しでも、皆様のスキル構成の参考になれば幸いです。
ダメージ上昇系全26スキル倍率ランキング【物理編】
はい。何度見ても長い表ですね(笑)
表自体は、当たり前ですが、”前編”と全く同じです。なお、”ダメージ倍率の計算条件”などについては、”前編“の方をご覧ください。
続いて、全攻撃系スキルの、“レベルMAX時”のダメージ上昇率のみを抜き出したランキングを見ていきましょう。
ダメージ上昇系全26スキル最大レベル時倍率ランキング【物理編】
最大レベル時のみに絞ると、大分シンプルな表になりました。
それでは前編に引き続き、ランキング10位”弱点特効3(傷あり)”から順に、装飾品や護石・発動条件などの簡単な説明を交えて解説していきたいと思います。スキル構成を考える際の、参考になさってくださいませ。
なお、”装飾品”に関しては、4スロットのものは多すぎるので、省略してあります。
先ほどまでは”小数点以下第二位を四捨五入”でしたが、ここからはやや詳しく、”小数点以下第三位を四捨五入”としています。
それでは、スキル解説後半戦、行ってみましょう!
10位:弱点特効
弱点部位に攻撃がHitした際に会心率が上昇する、おなじみの”弱点特効“が、ダメージランキング第10位。
最大倍率は、”弱点特効Lv3傷あり時の12.5%”と、なかなかのもの。ちゃんと弱点部位を狙える腕さえあれば、非常に有用な、大人気スキルです。
アイスボーンからは、”傷なし”と”傷あり”の二種類の倍率に分かれ、クラッチクローからの武器攻撃で傷をつけた部位に対してのみ、”弱点特攻(傷あり)”の方の数値で計算される仕様になりました。
傷の有無で、Lv3で会心率20%(期待値5%)も違ってきますので、弱点特効を使う場合、傷付けは超重要。傷つけ二回組の武器種にとっては、結構手間なんですけどねー
ちなみに、弱点特効の”弱点”とは、“肉質45以上”の部位を指しています。
弱点特効について詳しくは、
辺りをご覧くださいませ!
11位:超会心
会心発生時のダメージを上昇させる”超会心“が、”超会心Lv3で会心率100%時に12%の上昇倍率”で第11位にランクイン。
これは、超会心未使用時の、素の会心ダメージ1.25倍と比較して、何倍になっているかを表した数値です。
所で、「会心率100%未満」の時の、期待値上昇率は、一体いくつになっているのでしょうか?
5%刻みで、(Excel様が)計算してみましたので、ご覧ください!
一応計算式は、”超会心Lv3″時で、会心率をaとすると、「(1+0.4a)/(1+0.25a)」となります。
例えば、
「例題1:”見切り7+弱点特効3(傷なし)”発動で会心率70%の想定では、超会心1と挑戦者1どちらを付けるべきか、理由を付けて答えよ」という、よく試験に出る(?)問題には、
「解答:超会心1は3.0%、挑戦者1は2.6%のダメージ上昇率なので、超会心1を付けるべきである」と、バッチリ答えてやりましょう!
なお、“超会心”は、物理ダメージにしか乗りませんので、その点にはご注意を。属性ダメージの方は、”会心撃【属性】”もしくは、”真・会心撃【属性】”で上昇させる事ができます。
属性会心関係については、
の方に詳しく書いていますので、良かったらお読みください!
12位:見切り
無条件で会心率が上昇する”見切り“が、”見切りLv7で10%の上昇倍率”で、第12位です。
常時発動が強く、”達人芸”や”会心撃【属性】 or 真・会心撃【属性】”辺りを使う場合には、もはや必須スキルと言っても過言ではないでしょう。
胴防具の「EXキリンベストα:見切り+3 加護+1(3スロ×1個 2スロ×1個)」や、脚防具の「EXガルルガグリーヴβ:見切り+2(4スロ×1個 2スロ×2個)」などが、スキル数値もスロット数も優秀で、おすすめです。
見切りLv6からLv7へ上がる時の上昇量が、他の二倍になっていますので、Lv5やLv6で止めるよりは、Lv7まで上げてしまった方がおトクですね。
12位:渾身(こんしん)
スタミナ満タンに関連して会心率が上昇する”渾身“が、”渾身Lv4 & Lv5で10%の上昇倍率”で、見切りと同率第12位です。
Lv4以上に上げるには、ディノバルド原種&亜種の防具を3部位以上or激昂ラージャン防具2部位以上を装備して、”渾身・極意”を発動させる必要があります。
“渾身”は、残念ながらアイスボーンからかなり弱体化させられていて、Lv4以下では、”スタミナ満タン状態を5秒間維持“しないと発動しなくなりました。効果の持続時間は、それぞれのレベルで決まっています。
なお、Lv5の場合のみ、ワールド時代と同じく、”スタミナ満タンになった瞬間に発動“します。
そもそも渾身は、そんなに強スキルという訳でもなかったのに、この弱体化は謎ですね…
何やらややこしくなった”渾身”については、
の方で詳しく解説しています。
12位:真・龍脈覚醒
ムフェト・ジーヴァの防具を5部位装備すると発動する「真・龍脈覚醒」及び、3部位以上で発動する、「龍脈覚醒」。
真・龍脈覚醒の方で、抜刀時に会心率が40%上がりますので、見切りLv7と同じ第12位になっていますが、同時に属性値&状態異常値も上昇するので、それらを活用すれば、さらにダメージは上がります。
自傷ダメージありでかなりクセの強いスキルですが、うまく使えば相当強いです!
龍脈覚醒については、専用ページがありますので、詳しくは、
をご覧くださいませ!
13位:鈍器使い
武器の斬れ味が悪い程、効果がUPする珍しいスキル”鈍器使い“が、”斬れ味橙 or 赤色時最大9.84%上昇”で第13位です。
下位と上位では、ディアブロス or ディアブロス亜種防具のシリーズスキルとして存在していたのですが、なんと、マスターランクには発動する防具すら存在しないという不遇っぷり。
最大倍率的にはそこそこ高いのですが、そもそも、斬れ味補正の関係で、斬れ味青(+20%)以上を維持する方が強いという根本的な問題があり、わざわざ使う必要は皆無でしょう。
一応、遠距離武器(ライト・ヘビィ・弓)の”近接攻撃力+30 & 気絶値+25″という効果もありますので、殴り好きな方は、お好みでどうぞ。
14位:逆恨み
体力ゲージに赤い部分がある間のみ、基礎攻撃力が上昇する”逆恨み“が、”逆恨みLv5で8.2%の上昇率”で第14位です。
“攻撃Lv7″とほぼ同じダメージ増加率ですので、「溶岩エリア or 瘴気エリア」の環境ダメージを利用したりして、常時発動させられれば、かなり強いです。マルチでの、広域クーラーは大敵ですが(笑)
また、裂傷状態は自然治癒しないのを逆用して、ワザと裂傷を治さないという荒業もありだと思います。その場合、”裂傷耐性Lv2:裂傷ダメージを大きく軽減する”を発動させておくと、裂傷ダメージが相当軽くなり、おすすめです。
ワールド時代は、数えるほどしかなかった逆恨み付き防具ですが、アイスボーンからは、実は結構な量が追加されています。
“裂傷”を付与してくる敵が増えた事を考え合わせると、「裂傷には、”逆恨み+裂傷耐性Lv2″で対処してね!」という、カプコン様からのメッセージなのかもしれません。
※新たに実装されたムフェト・ジーヴァ防具のシリーズスキル「龍脈覚醒&真・龍脈覚醒」や、「ストームスリンガー(逸品)」の自傷ダメージ(赤ゲージ)を利用する事によって、発動が飛躍的に容易になりました!
ムフェト・ジーヴァの龍脈覚醒&真・龍脈覚醒については、
をお読みくださいませ!
15位:攻撃
最もポピュラーな攻撃系スキルである”攻撃“は、”基礎攻撃力固定値上昇系“の代表スキルです。
ダメージ上昇倍率は、”攻撃Lv7で8.14%”で第15位。Lv4以上では、”会心率+5%”も加わって来ますので、Lv3で止めるよりは、Lv4まで上げてしまった方が良いでしょう。
なお、基礎攻撃力が下がる程、”攻撃”などの”固定値上昇系”スキルのダメージ上昇率は上がっていく計算になります。
永遠のライバル“攻撃と見切り”の最適な組み合わせなどについては、
の方で詳しく解説していますので、良かったらお読みくださいませ!
16位:滑走強化
斜面を滑走する事で会心率が上昇する”滑走強化“が、”上昇倍率7.5%”で第16位です。斜面を滑る際に、何か特殊な研ぎ方でもしているんでしょうか?
斜面滑走と言えば、ハンマーの縦グルグルや、双剣の、通称”リヴァイ斬り”などがすぐに思い浮かびますね。あれ見た後は、自分もハンマーや双剣握ってる事が多いです(←影響されやすいヤツ)
ちなみに、斜面を滑走しさえすれば発動しますので、別に空中攻撃に繋げる必要はなく、普通に殴ってもOKです。
滑走強化の発動条件と継続時間を検証してみた所、アイスボーンでは、
となっていました。
ワールド時代は、効果時間が確か15秒でしたので、効果時間が二倍に延びています。
30秒もあれば、坂の多いエリアならほぼ常時発動も可能ですし、2スロ1個で付けられますので、地形次第では、なかなかの強スキルだと思います。
17位:フルチャージ
体力満タン時に基礎攻撃力が上昇する”フルチャージ“が、”フルチャージLv3で6.56%の上昇率”で第17位です。
Lv2 ⇒ Lv3時点の上昇量が大きいので、どうせならLv3まで上げてしまった方が良いでしょう。
今回は、”最大Lv時の倍率”での比較なのでこの順位ですが、Lv3の時点で比較すると、逆恨みLv3(4.9%)や挑戦者Lv3(5.7%)よりも高倍率なフルチャージ。きちんと発動維持さえできれば、コスパの良い優良スキルだと思います。
なお、微小な削りダメージ対策に、武器に”回復カスタム“を付けておくと便利です。継続ダメージを受ける瘴気地帯なんかでは、画面右端の「発動 & 効果切れ」のメッセージが忙しくなるのはご愛嬌…
18位:災禍転福(さいかてんぷく)
第18位の”災禍転福“は、状態異常や属性やられ解除時に発動する、アイスボーンから新登場のスキルです。読み方は、多分「さいかてんぷく」か「さいかてんふく」のどっちかでしょう。
ダメージ上昇倍率は、”災禍転福Lv3で5.9%”。物理攻撃力だけ見れば、Lv1でいきなり攻撃Lv4相当の”基礎攻撃力12″も上がるので、とりあえずLv1だけでも付けておくと、ちょいちょい発動しておトク感がありますね。
今回は物理ダメージ上昇率しか計算していませんが、”属性値&状態異常値”も結構上がりますので、真価を発揮するのは、むしろ属性武器や状態異常武器を装備した時かもしれません。
検証してみた結果、全スキルLvで効果時間は”90秒間”と、スポット発動系スキルの中では、なかなか長めの効果時間となっていました。効果時間中に再度発動条件を満たした場合も、ちゃんと効果時間が延長してくれます。
19位:無属性強化
無属性武器使用時のみ、基礎攻撃力が上昇する”無属性強化“が、”4.75%上昇”で第19位。
ボウガンの場合は、”属性弾が全く撃てない”場合に、無属性とみなされます。ちなみに、”状態異常弾”などは撃ててもOKです。
ワールド時代の無属性強化は、”攻撃力1.1倍”と少々強すぎた感があり、武器種によっては、ほぼ「無属性強化一強」状態でした。アイスボーンからは、”攻撃力1.05倍”と大分おとなしくなりましたが、まだまだ現役。
「2スロ1個で常時4.75%ダメージ上昇」は、無属性武器であれば、付けない理由を探す方が難しいぐらいの強スキルです。
20位:抜刀術【力】
第20位は、切断属性の抜刀攻撃にも気絶値と減気値が付与される、”抜刀術【力】“です。元々打撃属性の武器の場合は、数値が増加します。
ダメージ上昇倍率は、”最下位の1.64%”ですが、気絶値・減気値の付与及び強化がメインなので、まぁこんなものでしょう。
“抜刀術【力】”はシリーズスキルで、マスターランクでは、ベリオロス防具を2部位以上装備で発動です。
試しに、「抜刀術【技】+【力】」の”W抜刀大剣“をソロで使ってみたら、1クエストで2回前後はスタンしましたので、”KO術”を積んだりすると、結構面白いビルドになるかもしれません。
まとめ
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
長々と書いてきましたが、”ダメージ上昇系全25スキル倍率ランキング【物理編】“の前編&後編、いかがだったでしょうか?
今回の【物理・後編】は、
- 10位:弱点特効(12.5%)
- 11位:超会心(12.0%)
- 12位:見切り(10.0%)
などの、超有名スキル解説からのスタートでした。汎用性の高い優良スキルは、この辺りの倍率に集中している感じがしますね。
「超会心:会心率別ダメージ上昇率表」などは、筆者個人的にも、ヘビロテで使いそうです。
自分の得意武器に適さないスキルって、あんまり調べる機会がないですよね。
もし、「おっ!このスキル面白そうじゃん!」という発見がありましたら、是非色々な武器種で、試してみてください。
↓ダメージ倍率ランキング前編はこちらです↓